入学前の看護学生の子どもに対する接触および行為体験の実態
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
小児看護の教育内容の構築や教育方法を検討する目的で、長崎県と佐賀県の看護大学に通う未婚の女子学生2年生(154名)を対象にアンケート調査を行った。その結果は、(1)対象の年齢は20〜24歳で、兄弟人数は3人兄弟、核家族が半数以上を占めていた。(2)単に子どもといった場合、どの年齢の子どもをイメージするか尋ねると「幼児期後期」が最も多い。(3)兄弟順位別の比較では長子が末子より子どもと接する機会が多く、日常生活行為体験が豊富である。(4)小児看護領域の仕事に対する関心別の比較では、関心のある学生は乳幼児の世話に好意をもち、日常生活行為を多く体験した。(5)以上のことから、子どもとの接触や日常生活行為体験が、学生の子ども理解に影響するといえる。子どもとの接触が少なく日常生活行為体験に乏しい学生の実態をふまえ、小児看護の効果的な教育内容の構築上の示唆を得ることができた。
- 県立長崎シーボルト大学の論文
著者
関連論文
- 育児とQOL(第二報) : 授乳期の育児のQOL評価質問票の開発と応用
- 母親の食習慣の背景因子に関する研究
- 育児とQOL(第一報) : 授乳期の育児のQOLの現状と調査票作成
- 小児看護学初学者が子どもに抱くイメージの構造
- 職場での問題や悩みと在学時の学習目標に対する習得満足度との関係 : 看護学科卒業生による回顧的授業評価に関する研究(その1)
- 乳幼児をもつ母親の事故に対する意識調査
- 母親の育児不安に関する因子分析的検討(第1報)
- 看護学生のもつ子どものイメージ形成過程 : 小児看護学の講義と臨床実習との関連
- 認可外保育施設で働く保育者がもつ子どもに対するイメージの実態
- 看護学生のEQ因子の研究(1)
- 保育学初学者が子どもに抱くイメージの構造
- 幼児をもつ母親の育児不安と疲労の自覚症状に関する研究
- 幼児をもつ母親の育児の意識に関する研究
- 入学前の看護学生の子どもに対する接触および行為体験の実態
- タイトル無し