<報告>認可外保育施設で働く保育者がもつ子どもに対するイメージの実態
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
無認可保育所で働く保育者71名に,子どものイメージについてアンケート調査を行った。(1)対象者の個人特性は,20代,既婚者,子どもの人数2人,4〜10年の職務年数,有資格者が多く,施設特性は,事業所内保育所以外の施設や病児保育を実施していない施設で働くものなどが多かった。(2)子どものイメージ得点では,「興味ある」「かわいい」「好き」「楽しい」など肯定的なイメージの得点が高く,対象者が子どもに対して愛情をもって接していることが伺えた。(3)因子分析の結果5因子が抽出され,どの因子も子どもに対して肯定的なイメージをもっていた。(4)対象者の属性を比較した結果,第4因子の「お利口な子どもの因子」では対象者の年齢と子どもの人数,設置主体別,病児保育の有無で有意差がみられた。対象者の年齢が高くなるほど,また,病児保育を実施していない施設ほど,お利口な子どもとしてのイメージが強かった。
著者
関連論文
- 育児とQOL(第二報) : 授乳期の育児のQOL評価質問票の開発と応用
- 母親の食習慣の背景因子に関する研究
- 育児とQOL(第一報) : 授乳期の育児のQOLの現状と調査票作成
- 小児看護学初学者が子どもに抱くイメージの構造
- 職場での問題や悩みと在学時の学習目標に対する習得満足度との関係 : 看護学科卒業生による回顧的授業評価に関する研究(その1)
- 乳幼児をもつ母親の事故に対する意識調査
- 母親の育児不安に関する因子分析的検討(第1報)
- 看護学生のもつ子どものイメージ形成過程 : 小児看護学の講義と臨床実習との関連
- 認可外保育施設で働く保育者がもつ子どもに対するイメージの実態
- 看護学生のEQ因子の研究(1)
- 保育学初学者が子どもに抱くイメージの構造
- 幼児をもつ母親の育児不安と疲労の自覚症状に関する研究
- 幼児をもつ母親の育児の意識に関する研究
- 入学前の看護学生の子どもに対する接触および行為体験の実態