5-スルホサリチル酸とメチルトリオクチルアンモニウム塩化物を用いるTi^<IV>とZr^<IV>の溶媒抽出
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概要
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ジルコニウム鉱石中に含まれる微量金属不純物としてのTi^<IV>を除去することを目的として、水相中のTi^<IV>とZr^<IV>を5-スルホサリチル酸(以下H_3Lと略記する)存在下にメチルトリオクチルアンモニウム塩化物(以下MTA^+Cl^-と略記する)を含む有機相中に溶媒抽出した。Ti^<IV>はpH3〜5.5の水相からH_3L-Ti^<IV>錯体のMTA^+会合体としてクロロホルム相にほぼ定量的に抽出された。他方、Zr^<IV>の抽出率は40%未満で、本抽出系はTi^<IV>をZr^<IV>よりも優先的に抽出することが明らかになった。抽出された金属イオンは2M硫酸により有機相から逆抽出回収できた。次いで、2M塩酸により有機相中のH_3Lを逆抽出回収した。
- 崇城大学の論文
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