道徳教材としての「象の重さをはかる話」
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概要
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「象の重さをはかる話」は知恵話としてよく知られた話である。しかしその知恵者が年寄りである話と少年である話の二通りの話があり,それによって両話の持つ教訓はまったく異なる。すなわち一方は「年寄りを大切に」,もう一方は「聡明になれ」と訴える話である。前者の話は,捨てられるべき年寄りが知恵を出して国や支配者が被るさまざまな難儀を救い,支配者が年寄りの有難さに気付き年寄りを捨てる風習をやめるという話であるが,道徳読み物教材としては「父母や祖父母を敬う」話として読んでいるようである。
- 岩手大学の論文
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