<報告>障害を持つ子どもの家族への支援 : 医療・保健・福祉・教育に関する情報提供方法の検討

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障害を持つ子どもと家族の医療・保健・福祉・教育に関する情報入手に関するニーズを把握するために, 通院者, 親の会会員, 養護学校通学者の家族を対象に質問紙調査を実施した。回答者は1336名であった。このうちの県内居住者1323名につき分析を行った結果, (1)情報を得やすい方法は「本・冊子」「電話」「インターネット」の順であった。(2)「本・冊子」の配布を希望する場所は「役場」「病院」「保健センター」の順であり, 障害による差があった。(3)インターネット利用経験者は約12%であった。また, インターネット利用希望者の数は地域によって差があった。(4)親の会に所属する家族は1323名中718家族(54.3%)であった。親の会に所属していない家族は450家族(34.0%)であり, その内の30%が親の会についての情報を必要としていた。(5)「電話」には, 緊急時の対処や相談への要望があった。一方, 「本・冊子」「インターネット」には生活全般に関する内容や子どもの成長に伴う問題解決策を望んでいた。ファクシミリ, 郵便等による情報通知を望む者もあった。以上のように, 必要とする情報と入手方法は多岐に渡り, 障害の種類に応じた相談機能も必要であることが明らかとなった。
茨城県立医療大学の論文

<報告>障害を持つ子どもの家族への支援 : 医療・保健・福祉・教育に関する情報提供方法の検討

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