<論説>簡易型入館者判定システムの開発

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
筆者らは,熊本県立大学附属図書館の入館者判定システムを開発した。JR等の改札システムで同様の機能を有するものはすでに実用化されている。しかしながらその価格は高く,本学附属図書館で容易に導入可能なシステムではない。そこで簡易型で低価格な入館者判定システムを開発・設計し,実用に供している。開発システムは,既存の図書館利用者カードに記載されているバーコード情報を有効活用し,そのバーコードをオムニスキャン(網目状のレーザ光走査)方式によるリーグで読み取ることにより,入館有資格者と無資格者の判定を行い,図書館利用者および図書館職員にその判定結果を提示するものである。また,入館者数等の統計処理に必要なデータをE-mailにて自動的に送信する機能も有する。図書館利用者が入館に要する時間は,実験の結果およそ6[sec]であることがわかっており,開発システムは10分間の休み時間で100名程度の入館処理を行う能力を有している。
熊本県立大学の論文
2002-12-25

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク