発達障害児の描画 : 自己と外界の構成を中心に
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概要
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自閉症T君がどのように自分というものをとらえ,またどのように外界を取り込みながら自己像の形成と対人関係の拡がりを図っていったか,そのプロセスを彼の描画の分析を通して述べたものである。2年間に8段階の変容のプロセスがとらえられ,彼が確実に自己と外界を構成し,それに伴って日常生活行動が変化してきていることが認められた。その背景には,彼を心から愛し,温かく見守る家族と養護学校教師の密な連携プレーがあった。
- 北海道教育大学の論文
- 1996-03-15
著者
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