<原著>塩素感受性蛍光色素SPQによるラット耳下腺細胞内Cl^-濃度の判定
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概要
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Intracellular free chloride concentrations ([Cl^-]_i) in rat parotid acinar cells were determined with the Cl^- sensitive fluorescent indicator SPQ. The [Cl^-]_i was calculated from the SPQ fluorescence based on Englom's method. The resulting level of [Cl^-]_i of the rat parotid acinar cells was estimated to be 73.4±1.9mM (mean ± S.E., n=31). Stimulation with 10μM carba-chol, a muscarinic agonist, decreased the [Cl^-]_i to 50.1±3.1mM (n=12). The ED_<50> of carbachol necessary to change the [Cl^-]_i was 1.0μM. A similar decrease in [Cl^-]_i was elicited with 10nM of substance P or 10μM of phenylephrine, an α-adrenergic agonist. When the intracelular Ca^<2+> stores were previously depleted, no agonist-induced decrease in [Cl^-]_i was observed, suggesting that the decrease in [Cl^-]_i is induced by the increase in cytosolic Ca^<2+> concentration. No detectable change in [Cl^-]_i was observed when cells were stimulated with 1μM isoproterenol, a β-adrenergic agonist which induces the production of cyclic AMP. This suggests that the [Cl^-]_i in rat parotid acinar cells is not regulated by the cyclic AMP pathway.
- 北海道医療大学の論文
- 1997-12-30
著者
-
松本 仁人
北海道医療大学・歯・歯科薬理学講座
-
松本 仁人
歯科薬理学講座
-
谷村 明彦
北海道医療大学歯学部口腔生物学系薬理学分野
-
東城 庸介
北海道医療大学歯学部歯科薬理学講座
-
谷村 明彦
北海道医療大学歯学部歯科薬理学講座
-
松本 仁人
北海道医療大学
-
東城 庸介
北海道医療大学歯学部 口腔生物学系 薬理学分野
-
谷村 明彦
北海道医療大学 歯学部 薬理学分野
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