ヘーゲル宗教哲学におけるキリストの顕現とその論理 : ヘーゲル「啓示宗教」の論理と構造(III) (<特集>哲学)
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概要
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キリスト論はヘーゲルの宗教哲学のみならず、彼の哲学全体において重要な意味をもっていることは、言うまでもない。神が人間として現れ、そして死んだ。そしてこの死のために復活した。このキリスト論の哲学的解明はヘーゲルの哲学形成に重要な役割をはたし、かれの哲学においてもこの問題が扱われている。本稿ではこのキリストの顕現の問題を、ヘーゲルの「宗教哲学講義」において考察していきたい。その際、以下の問題点をヘーゲルはどのように答えているのかを読み取りながら、ヘーゲルのキリスト論を論ずることにする。同時にこの問題点の解明は、ヘーゲルが自然宗教やギリシアの宗教とは異なったキリスト教をどのように特徴づけていたのかを、論ずることにもなる。
- 明治大学の論文
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