弘前市における障害の早期発見と早期対応
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概要
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青森県弘前市における障害の早期発見と早期対応について,制度面での実態を明らかにし,あわせて父母意識調査を実施し,早期対応に対する保護者の評価を検討した。弘前市では,市が実施主体となった1歳6ケ月児健診,県(保健所)が実施主体となった3歳児健診などの乳幼児健診制度が確立され,受診率も向上しつつある。健診により障害が発見された場合,児童相談所や教育委員会に「紹介」され,保育所,幼稚囲,精神薄弱児通園施設などにおいて対応するシステムとなっている。これらの早期発見・早期対応に対して障害児の保護者がいかなる体験をし,またどのように評価しているかについてアンケート調査を実施した。その結果,保護者が障害に気づさながらも,早期対応がなされていない事実や,早期発見されても,適切な対応がなされていないなどという保護者の評価があることが明かとなった。
- 弘前大学の論文
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