戦前青森県における障害者の生活実態
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概要
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青森盲唖学校(大正14年,青森盲人教育所として創設)設立,発展の歴史的背景を解明する前提的作業として,明治期後半より昭和期初頭にかけての青森県における障害者の生活実態を.盲人を中心に明らかにした。戦前,とくに明治期にあっては障害者の多くは農業生産の補助的な労働に従事し,家族,親族等によって農村社会の中で扶養されていた。しかし,資本主義の発展,農業人口の減少により,障害者の生活基盤は除々に動揺した。農業社会において扶養不能となった障害者は,公的救済制度の不十分な中にあって,一部は独自の職域に吸収されたものの,それが困難な障害者は無業者層へと流れていった。
- 弘前大学の論文
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