奈良県における障害児学校教員の労働と健康 : 腰痛問題を中心に
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Nowadays, the health problem of special school teachers become more serious. That is caused by the lack of sufficient working condition in special school. This report is to clarify the actual labor and health conditions of the special school teathers in Nara prefecture. The investigation on one-day life schedule shows that most of them have only six or seven hours sleep and it's very hard for them to have rest time at school. Long time working at home shortens resting and sleeping time of women. The answers to the question about awareness of health and exhaustion show that half of the teachers to be exhausted. Research with Cumulative Fatigue Symptoms Index (CFSI) resuits that the degree of physical exhaustion of both men and women is extremely high, but that the degree of mental exhaustion is not so high. We think it's because of the atmosphere of their place of work. The results of our investigation show that nearly 70% of them are troubled by lambago (which interferes daily life). Most of them are thirties and half of the troubled teachers get lambago during their working hours. Especially, 60% of them get lambago during less than three-year-work. Not only by guiding childlen with motor handicaps, but also hyperkinetic disorder, they feel lambago. And elementary teachers are mostly troubled. Most of them don't have sufficient holidays because they consider not to suffer fellow workers, but some of them can not help working with hard pain and to be absent long time. Special school teachers themselves feel that the prefecture office makes less progress to get rid of their lumbago. 90% of the teachers are eager to have the official seminor to prevent or any particular action.
- 奈良教育大学の論文
著者
関連論文
- 高等部単置型知的障害特別支援学校の現状と意義
- 知的障害養護学校の自閉性障害児教育に関する研究 : 全国実態調査からみた現状と課題
- 知的障害児の性教育に関する一考察 : 養護学校全国調査より
- 障害のある子どもの学ぶ権利・発達する権利 (特集 特別支援教育の現状と課題)
- 特別支援教育における現職教員の免許取得および研修に関するニーズの検討 ―「特別支援教育と現職教員研修に関するニーズ調査」を中心に―
- 特別支援学校教員免許と障害児教育教員養成カリキュラム -特別支援学校1種免許状を中心として-
- 奈良県における障害児教育機関在籍状況の検討 : 障害児教育諸学校の在籍状況を中心に
- 障害のある子どもの学校教育と「特別支援教育体制」の現状 : 小・中学校における体制整備を中心に(【テーマB-4】教育基本法改正後の学校現場,テーマ型研究発表I,発表要旨)
- 高校教育と障害児教育のゆたかな対話を
- 特別支援教育構想と「交流及び共同学習」の位置〈特集〉インクルーシブ教育と共同の原理
- 小・中学校における特別支援教育の構想と75条学級の行方
- 京都市の「総合制・地域制」養護学校構想と教職員の専門性(障害児教育教員の専門性)
- 「個と集団」をめぐる論点と障害児教育研究の課題
- どの子にもゆたかな学びと学校生活を保障する教育条件整備を (特集 教室不足、教員不足、学校不足をなくそう)
- 中学校における交流および障害理解教育の現状と課題 ─ 特別支援教育初年度における奈良県公立中学校の実態調査をもとに─
- 奈良県における障害児学校教員の労働と健康 : 腰痛問題を中心に
- 対談 荒川智×越野和之 インクルーシブな学校・地域づくりをめざそう (特集 インクルーシブ教育)
- 就学システムの現状と改革の論点
- インクルーシブ教育構想の具体化と広範な合意形成にむけて
- 明日の授業をつくる 学び合い・育ち合う子どもたち 全障研埼玉支部障害児教育サークル"麦の会"(最終回)子どもたちにいのちを燃え立たせる文化を、教師にあこがれと自分の頭で考える自由を
- やっぱり許せない!改悪教育基本法の実像(最終回)特別支援教育元年は改悪教育基本法元年
- "権利としての教育"をすべての子ども・青年に (拡大特集 特別支援教育の忘れもの)
- 特別支援教育への移行期における就学指導の動向 ─ 奈良県各市町村の実態調査から─
- 「特別支援教育」の提起する課題とどうむきあうか (特集 どの子も輝く授業作り--困っている子によりそって)
- 「特別支援教育への転換」と教育研究運動の課題 (特集 特別支援教育の質を問う)
- 2006年学校教育法等改定による特別支援教育法制の成立過程 (特集 教育改革の動向と特別支援教育制度の始動)
- かんかんがくがく 後期中等教育段階における特別なニーズ教育の課題
- 「特別支援教育」は一人一人のニーズに応じた教育を実現できるか (特集 「特別支援教育」のめざすもの)
- 小学校における「特別なニーズ教育委員会」の活動:教育相談活動を中心に(学校教育と教育相談)
- 固定式障害児学級の基礎イメージ : 奈良教育大学附属中学校障害児学級の実践研究から
- インクルーシブ教育の本質を探る(第3回)特別支援教育はインクルーシブか?
- インクルーシブ教育の本質を探る(第4回)障害者制度改革と特別支援教育
- インクルーシブ教育の本質を探る(第7回)教育における合理的配慮とはなにか
- インクルーシブ教育の本質を探る(第8回)就学システムの改革を考える
- 法制化6年 民主主義の徹底を基盤とした障害児教育改革を : 特別支援教育法制化6年の地点からインクルーシブ教育を展望する (特集 「特別支援教育」の光と影 : 一人ひとりのニーズに応えるために)
- 障害児家族における貧困問題と学校教育の課題(ラウンドテーブル10,発表要旨)
- 障害のある子どもの生活・養育困難に対する特別支援学校教員の認識と対応(【テーマB-3】子どもの貧困と教育問題,テーマ型研究発表【B】,発表要旨)
- 特別支援学校高等部をめぐる近年の諸問題