Halley彗星最接近時のSakigake/IMFによる惑星間空間磁場変動特性について
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概要
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「さきがけ」のHalley彗星最接近時(1986年3月11日)における惑星間空間磁場構造について, 磁場不連続現象という観点から調べられた。「さきがけ」はこの日, 太陽磁気圏のneutral sheetをmultiple crossingし, さらに(1)tangential不連続とneither不連続が異常に多く, 磁場強度変動の卓越する領域と(2)rotational不連続が多く磁場強度変化の少ない, IMF磁場の強い領域とを横切っていた。この物理的解釈には, solar plasmasheetあるいはmagnetic cloudという描像が考えられる。
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