Methicillin-resistant Staphylococcus aureusによる院内感染について
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概要
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MRSAは1960年にMethicillinが開発された翌1961年に英国で報告された。MRSA感染症は欧米では1980年頃まで院内感染として流行し,終息した。日本においては1980年代に出現し,現在に至っている。日本におけるMRSA感染症は欧米と同じて専ら病院内での流行に限られており典型的院内感染症といえる。日米の流行の比較から感染予防について考察を行なった。感染症のハイリスク条件は,施設としては病床数の多いこと,患者としては侵襲部位がある,長期カテーテル留置がある,免疫が低下している,抗菌薬を多剤・多用していること等である。菌の媒介は医療従事者で,予防の要とも言える。効果的予防は常設の予防対策委員会の活動が継続的に機能することであろう。
- 足利短期大学の論文
- 1994-12-15
著者
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