<原著>頭頸部放射線治療を受ける患者の看護についての一考察 : パンフレットを用いたオリエンエーションを試みて
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概要
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放射線治療が癌の治療であることは,人々の一般知識となってきている。放射線治療を受ける患者は,病名告知の有無のかかわらず病気・治療に関する不安を多く抱いている。また,放射線治療に伴う急性反応から身体的苦痛も大きい。そこで,平成元年12月から平成6年8月までに当院耳鼻咽喉科病棟において頭頸部放射線治療を経験した患者49名にどのような不安や苦痛があったかを調査し,その結果を基に頭頸部放射線治療を受ける患者用パンフレットを作成した。そして平成6年9月から11月までに頭頸部放射線治療を受けた患者4名に対して,このパンフレットを用いて放射線治療についての説明・生活上の注意点・副作用と副作用に対する予防法・対処法の指導を行い看護効果を検討した。その結果,4名の患者に対してよい結果が得られた。したがって,パンフレットを用いた指導は効果があると考える。(ただし,4名のみの検討であり途中経過である。)
- 足利短期大学の論文
- 1995-04-01
著者
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