英国の医療
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概要
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英国の医療は1948年にNHS法が発効し国営医療が始まった。私費負担の少ない無階層医療といえるものである。約四半世紀で当初の目標は達成され,世界に冠たる制度となった。しかし1970年頃の低い経済成長の続くいわゆる「英国病」は悪化し,サッチャー政権による保健医療の一部民営移管は1990年の大きな改革となった。1990年以降の英国の医療は市場原理に基づくNHS内での競争を導入した。地域医療の役割が重くなり,一方では私費医療志向が増した。このことは英国一国の問題ではなく,将来のEU全体の問題でもある。それはまた,日本のこれからの医療への有益な示唆を含んでいる。
- 足利短期大学の論文
- 1994-12-15
著者
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