<原著>溶接作業者の聴力と作業環境騒音の評価
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概要
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溶接作業の作業騒音環境は一般に騒音レベルが高く,また騒音のレベル変動が激しい。騒音源の一つに作業者自身の持つ手持ち工具があるが,これは常に手の長さ程度の距離に音源があり,高周波音の減衰が少ない騒音レベルの高い音に曝露される頻度が高いことを意味する。また,閉所や狭所のような音の減衰の小さい場所での作業も少なくない。この様なことから,溶接作業者は曝露騒音を作業場の代表点での騒音測定により推定すると過小評価となる可能性がある。作業様態と個人騒音曝露測定結果との関係を把握することにより,真の曝露量をおさえることが可能と考えられる。
- 足利短期大学の論文
- 1995-04-01
著者
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