忌避剤と誘引剤の農薬としての価値の再発見(農芸化学科)
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概要
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近年, 農薬の公害と昆虫の農薬抵抗性発現が問題化しているが, これらは, 農薬の持つ毒性と貴伝的スクリーニングに起因するものであり, 新農薬は, これら二要因を持たない化学物質であることが要求されている。忌避剤と誘引剤は, 毒性を持たず, 地域的スクリーニングを達成し, 理想的な農薬の一形態であり, さらに, 有機物の大量使用による環境汚染を避けるため, 地殻を形成する主要8元素の使用の可能性について考察し, アルミニウムを除く他の元素は, 昆虫の忌避剤として利用価値のあることが明らかになったが, それらの実用化には, 製剤化学的研究が, 強く要求されているが, その進むべき一方向を示した。
- 1974-12-01
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