海岸付近の空中塩素量に関する研究(林学科)
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概要
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1)本研究は, 海岸付近の空中塩素量の分布を究明する目的で, 1968年3月から1969年1月の間において, 下記の場所で測定した。i)椎田干拓地 : 福岡県築上郡椎田町ii)古賀海岸 : &sparsl;粕屋郡古賀町iii)波津海岸 : &sparsl;遠賀郡岡垣町2)海岸線や防風林風上側は, 前線に地物のあるところや防風林内およびその後方よりは空中塩素量が多く, 風速と付着塩素量は, Q=a+b・vあるいはQ=a+b・v+c・v^2ここにQ : 付着塩素量v : 風速a, b : 定数の関係式によって示されるのではないかと考えられる。3)海岸線の高い防波堤は砕波に由来する飛沫防止にはある程度の効果はあるが, 空中塩素量を減少せしめる機能においては防風林に劣る。
- 琉球大学の論文
- 1970-12-01
著者
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