マクマード火山岩類の古地磁気(英文)
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概要
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合計212個の古地磁気学用試料を, マクマードサウンドのハットポイント半島, ロイズ岬, およびテイラー谷から採集した。これらの試料は安定な自然残留磁気を持つことが確かめられ, 以下に述べるような結果が得られた。(1)南極大陸は少なくとも鮮新世末期に, 現在の南極大陸の位置にあった。鮮新世末期から現代に至るまでの磁極の移動範囲は(正帯磁 : 11地点, 逆帯磁 : 3地点), 半径30°の南極域内で, その中心位置は, 現在の南極点の近くにあった。(2)この地域の溶岩の流出順序は, 古地磁気学, 地質学, それに年代学の結果を総合して, 新しいものから古い順に, 次のように推定される。ツインクレーターとロイズ岬(ブリュンス期), ハーフムーンクレーター(ハラミロ・イベント), オブザベーションヒルとアーミテージ岬(松山期), クレーターヒルとキャッスルロック(オルデュバイあるいはレユニオン・イベント), テイラー谷(カエナ・イベント)。
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