<研究報告>1号科学衛星の太陽電池出力
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概要
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1号科学衛星のフライトユニット1号(以下F_1と略記)用太陽電池パネルの出力について,パネルの温度分布,入射角依存性とスピンによる影響を考慮して計算を行なった.また地上テストによる実測換算値と比較検討を試みた.その結果気象条件の変動などに対する厳密な補正が残されているとはいえ,本衛星は,計算値との一致が比較的よいことから,まず放射線損傷を無視した場合Air Mass Zero(以下AMOと略記)の太陽光強度140mW/cm^2, 20〜30℃の温度範囲で,パネル出力約30Wが可能となった.すなわちダイオード損失,放射線損失を考慮した1例として入射角0°の赤道照射で約12Wが負荷電力として供給し得るであろう.
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