調理済み加工食品の利用度と正月行事食との関係について
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概要
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1.本学食文化コース1,2年次学生201名を対象に,昭和62年7月及び12月に,調理済み加工食品138種類についての利用度調査をした。2.加工食品の利用度が高かったので,昭和63年の正月の場合について,丁度その時期に正月のおせち料理,雑煮,その他お正月行事食について調査した。3.1年次生の父親の出身地は96.9%,母の95.9%が西日本であった。両親の東日本と西日本の組合せは5.2%であった。この事から関西風の料理法であると推定される。4.おせち料理は,二世代家庭88%,三世代家庭12%の集団で調査しその比較をしてみた。5.調理済み加工食品をその主原料別に20群に分類しそれぞれの代表的な製品を抽出して計138種の加工食品を選別した。6.利用度の分類は,1年に1〜2回又は全く利用しないものを×,時々利用するは,1ケ月に2〜3回位の利用度のもの△,よく利用するは,毎日または1週間に2〜3回利用するもの○,という単純な記号を付す約束で3週間の止置法で正確を期した。7.全体的によく利用する群は,乳製品,水産製品,小麦製品,冷凍食品,スパイス類,清涼飲料,菓子類,果物類であった。8.殆んど利用されていない群は,豆製品,農産製品,米製品,複合調味料,特殊栄養食品,電子レンジ食品であった。
- 1989-03-20
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