教師と児童生徒における「意欲的であること」のとらえ方の違い(2) : 教師は「挑戦的である生徒」が好き

概要

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The purpose of this report is to investigate the difference between teacher's and pupil's evaluation of behaviors that are desirable. 44 teachers and 1,160 pupils were asked to evaluate the degree of desirable. As a result, teacher's and pupil's evaluation were differentiated. Especially, teacher is favorable to challenging pupil. Good performers were resemble with teachers than poor performers. Teachers gave good score to challenging pupils.教育は,児童生徒を絶えず好ましい行動に働きかける営みであるということができるが,その行動に対して教師と生徒の間に,考え方に大きなズレがあることは,教育上好ましいことではない。そこで,本研究は「意欲的であること」の評価について,教師と児童生徒の間の相違点を明らかにした。しかも,成績が上位であると評価している児童生徒は,教師と近い考え方をしている。しかし,下位であると自己評価している児童生徒にとっても,決して相関が低いわけでなく,相関は高かったのである。また,「意欲的であること」の因子分析の結果,教師は「挑戦的」であることが「意欲的である」と考えている。
愛知教育大学の論文
1996-03-01