母性看護学学習における自己評価の分析(第1報)
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概要
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本研究の目的は,母性看護学実習における今後の課題を明らかにすることにあった。その結果を要約すると以下の通りである。学生は,学習目標から自己目標を明確にすることで自己に応じた学習内容に具体化できる。事前学習の準備ができている学生は対象に応じた看護を通して「看護」について理解を深め,自己目標への達成度が高い(75%を占める)。自己学習が不足していたと認識していた学生は目標が不明確であり,看護実践に対して積極的に行動できず達成感が低い(22.5%)。また,学習内容においては,「分娩見学」の体験が母性各期(妊娠,分娩,産褥期)の特徴的変化に対応させ,看護実践に対する満足度を高め,さらに向上目標へ発展させている。教員が指導者の指導は,学生の自己目標と指導者側の期待度が一致するように,その場面に対応できる実際的指導が達成感を高め,学生の学習意欲につながっている。
- 日本赤十字秋田短期大学の論文
- 1999-03-31
著者
-
志賀 くに子
日本赤十字秋田短期大学
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伊藤 榮子
日本赤十字秋田短期大学看護学科
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志賀 くに子
日本赤十字秋田看護大学看護学部看護学科
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志賀 くに子/伊藤
看護学科/看護学科
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志賀 くに子/伊藤
日本赤十字秋田短期大学看護学科/日本赤十字秋田短期大学看護学科
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伊藤 榮子
日本赤十字秋田看護大学看護学部看護学科
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