ヒラメから分離されたウイルス性出血性敗血症ウイルスに対する各種海産魚の感受性
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概要
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VHSV(KRRV-9601株;ヨーロッパ型)を各種海産魚の腹腔内に接種後, 水温10℃で60日間飼育した結果, 累積死亡率はヒラメ100%, クロダイ90%, キジハタ70%, クロソイ10%であったが, マコガレイとマダイでは0%であった。VHSVは各魚種の死亡魚とキジハタの生残魚から再分離された。VHSVに対する血中中和抗体にはクロソイの生残魚からのみ検出された。VHSVの感染により死亡した各魚種の病理組織像は, 出血病変の程度がやや異なることを除けば, ほぼ一致した。
- 日本魚病学会の論文
- 2003-09-15
著者
-
宮崎 照雄
Faculty of Bioresouces, Mie University
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宮崎 照雄
Graduate School Of Bioresources Mie University
-
長野 泰三
香川県水産試験場
-
長野 泰三
Kagawa Prefectural Fisheries Experimental Station
-
一色 正
Graduate School Of Bioresouces Mie University
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一色 正
Kagawa Prefectural Fisheries Experiment Station
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