酸化リノール酸を含むビタミンE欠乏飼料で飼育したコイの病理組織学的研究
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概要
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本研究では, 栄養性ミオパチーの発生原因を調べる目的で, 脂肪酸の一種リノール酸メチルを30, 40, 90, 200時間通気酸化させ, α-トコフェロール欠乏飼料に添加してコイを飼育した。その結果, 飼育魚は体側筋にミオパチーを発現した。それに対して, 酸化脂肪酸をα-トコフェロール補添飼料に混合した飼料, および正常飼料で飼育したコイにはミオパチーは認められなかった。以上の結果から, 栄養性ミオパチーは酸敗脂肪酸の摂食とビタミンE欠乏を原因として発現することが確認された。
- 日本魚病学会の論文
著者
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宮崎 照雄
Faculty of Bioresouces, Mie University
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宮崎 照雄
Graduate School Of Bioresources Mie University
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宮崎 照雄
Faculty of Fisheries, Mie University
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