アユのイクチオホヌス症に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1979年春から夏にかけて, 徳島県下のアユ養殖場で海産稚アユの飼育中に Ishthyophonus hoferi 感染症(イクチオホヌス症)が発生した。病魚は共通して, 体色の褪色, 腹部膨満, 体表の微少潰痕, 腹水貯留, 内蔵諸器官での微少結節を示していた。病理組織学的には, Ichthyophonus の多核球状体が全身に伝播し, 糸状体の伸長, 胞子形成を行っていた。それらに対して, マクロファージ多核巨細胞, 肉芽腫による炎症反応が見られた。
- 日本魚病学会の論文
著者
-
宮崎 照雄
Faculty of Bioresouces, Mie University
-
城 泰彦
Tokushima Prefectural Fisheries Experimental Station
-
宮崎 照雄
Faculty of Fisheries, Mie University
関連論文
- Aeromonas hydrophila 抗原導入リポソームワクチンを用いたコイの経口免疫
- ウイルスの関与が疑われるマコガレイ仔稚魚の病理組織学的変化
- テラピアのシュードモナス症の病理組織学的研究
- ヒラメから分離されたウイルス性出血性敗血症ウイルスに対する各種海産魚の感受性
- ウイルス性出血性敗血症ウイルスヒラメ由来株(KRRV-9601)実験感染ヒラメの病態に及ぼす水温の影響
- フナの運動性***モナス症の病理組織学的研究
- 魚類のエドワジエラ症の比較病理組織像
- アユのイクチオホヌス症に関する研究
- 養殖ニジマスにおけるOMV自然感染魚および人為感染魚の病理組織像
- 酸化リノール酸を含むビタミンE欠乏飼料で飼育したコイの病理組織学的研究
- テラピアの連鎖球菌症の病理組織学的研究〔英文〕
- A histopathological study of motile aeromonad disease in ayu.