養殖ニジマスにおけるOMV自然感染魚および人為感染魚の病理組織像
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概要
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長野県下の養殖ニジマス自然発病魚から分離したOMVを用いて人為感染試験を行い, 自然発病魚と人為感染魚について病理組織像及び電子顕微鏡像を精査した。本病の特徴は, 脾臓, 腎臓の造血組織, 肝臓, 腸管, 心臓, 鰓弁, 真皮そして体側筋組織におけるOMV感染細胞の壊死であった。特に腸管の粘液上皮や粘液下織には出血を伴った激しい壊死がみられた。このような腸管の病理組織像は本病では初めての記載である。
- 日本魚病学会の論文
- 2005-12-15
著者
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宮崎 照雄
Faculty of Bioresouces, Mie University
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宮崎 照雄
Graduate School Of Bioresources Mie University
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降幡 充
Nagano Prefectural Fisheries Experimental Station
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鈴木 可奈
Faculty of Bioresources, Mie University
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細江 昭
Nagano Prefectural Fisheries Experimental Station
-
鈴木 可奈
Faculty Of Bioresources Mie University
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