コイヘルペスウイルス(KHV)抗原導入リポソームワクチンによる経口免疫効果
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概要
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2つのKHV分離株 (NKC03およびIKC03) から作製した抗原 (蛋白含量として20μg/mL) を導入したリポソームワクチンを経口投与 (20μL/尾) したコイにおける免疫効果を調べた。ワクチンを経口投与したコイでは, 有意に高い特異抗体が産生された。またNKC03では102.3TCID50/100μL/尾, IKC03では102.2TCID50/100μL/尾で攻撃した場合, ワクチン投与群の生残率は有意に高く, RPSはそれぞれ74.4%と65.0%であった。KHV導入リポソームワクチンの経口免疫効果が確認された。
- 日本魚病学会の論文
- 2006-12-15
著者
-
吉村 哲郎
三重大学大学院工学研究科
-
安本 信哉
Graduate school of Bioresouces, Mie University
-
葛谷 佳孝
Graduate school of Bioresouces, Mie University
-
安田 雅大
Graduate school of Bioresouces, Mie University
-
吉村 哲郎
Graduate school of Engineering, Mie University
-
宮崎 照雄
Graduate school of Bioresouces, Mie University
-
宮崎 照雄
Graduate School Of Bioresources Mie University
-
安田 雅大
Graduate School Of Bioresouces Mie University
-
安本 信哉
Graduate School Of Bioresources Mie University
-
葛谷 佳孝
Graduate School Of Bioresouces Mie University
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