ニジマスのマクロファージと好中球に共有される抗原を認識するモノクローナル抗体の性状
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概要
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ニジマス腹腔内浸潤細胞を免疫原としてモノクローナル抗体の開発を試み, マクロファージと好中球のみに反応性を有する4種の抗体を得た。 これらは両細胞群に反応性を有し, うち2種は細胞膜抗原反応性であり, 他の2種は細胞質内抗原反応性であった。 ウエスタンブロットの結果, 格抗体はそれぞれ異なる抗原を認識すると判断された。 本研究で得た細胞膜抗原反応性抗体を磁気細胞分取法に試用したところ, 得られた分画は95%以上がマクロファージと好中球で占められていた。
- 日本魚病学会の論文
- 2000-12-15
著者
-
岡本 信明
東京海洋大学 海洋科学部
-
岡本 信明
東京水産大学資源育成学科
-
岡本 信明
Department of Marine Bioscience, Tokyo University of Marine Science and Technology
-
福田 穎穂
東京海洋大学
-
福田 穎穂
Department of Aquatic Biosciences, Tokyo University of Fisheries
-
黒田 丹
Department of Aquatic Biosciences, Tokyo University of Fisheries
-
黒田 丹
Department Of Aquatic Biosciences Tokyo University Of Fisheries
-
岡本 信明
Department of Aquatic Biosciences, Tokyo University of Fisheries
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