EIBS 自然発病淡水飼育ギンザケの昇温飼育 (16℃) による治療試験
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概要
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EIBS 自然発病淡水飼育ギンザケを用いて, 10℃から16℃への昇温飼育による治療試験を行った. 10℃で40日間飼育した対照郡が累積で57%斃死したのに対し, 16℃で23日間昇温飼育した郡では10%の斃死にとどまった. 7日間の16℃昇温でも斃死抑制効果が認められたが, 昇温飼育期間が長いほどその効果は大きかった. 昇温飼育により生残した魚を EIBS に人口感染させたところ, これらの魚では EIBS 再感染に対し抵抗力を持つことが判明した.
- 日本魚病学会の論文
著者
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田中 真
Fuji Trout Hatchery Shizuoka Prefectural Fisheries Experiment Station
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岡本 信明
Department of Marine Bioscience, Tokyo University of Marine Science and Technology
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高橋 清孝
Miyagi Prefecture Fisheries Research And Development Center
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鈴木 基生
Fuji Trout Hatchery, Shizuoka Prefectural Fisheries Experimental Station
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五十嵐 保正
Fuji Trout Hatchery, Shizuoka Prefectural Fisheries Experimental Station
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Rohovec J.S.
Center for Salmon Disease Research, Department of Microbiology, Oregon State University
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高橋 清孝
Miyagi Prefectural Freshwater Experimental Station
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岡本 信明
Department of Aquatic Biosciences, Tokyo University of Fisheries
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