アユ病魚から分離された Pseudomonas sp.
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概要
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1995年5月から7月にかけ, 京都府下および広島県下の養殖場でアユの大量死が発生し, 累積死亡率は16〜30%に及んだ。罹病魚には, 鰓の褪色, 内臓全般の褪色および脾臓と腎臓の腫脹が特徴的に認められた。病魚の腎臓から一種類の細菌が共通して分離され, アユ, ヒラメおよびマダイに対し強い病原性を示したことから, 本分離菌が今回のアユの大量死の原因菌と考えられた。分離菌は生化学的性状などから Pseudomonas 属に分類されたが, 種名の同定には至らず, Pseudomonas sp. とするにとどめた。
- 日本魚病学会の論文
- 1996-12-15
著者
-
中津川 俊雄
Kyoto Institute of Oceanic and Fishery Science
-
飯田 悦左
広島水海技セ
-
飯田 悦左
広島大学生物生産学部
-
飯田 悦左
Freshwater Fish Branch, Hiroshima Prefectural Fisheries Experiment Station
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