2004年に広島県沿岸で発生したChattonella ovata
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概要
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2004年夏季に広島県の広い範囲でChattonella ovataが赤潮を形成し,養殖魚のへい死が起こった。本種の最高細胞密度は1,280細胞/mlであった。本種が増殖した7月は長い日照時間,少雨という気象の特徴と,珪藻細胞密度が低いこと,低い無機態窒素濃度,高透明度が特徴であった。ヒラメに対する本種の毒性については,ヒラメの発育段階によらず本種細胞密度が数100細胞/ml程度で悪影響があることが示唆された。
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