ジャガイモおよびその加工食品のγ-アミノ酪酸(GABA)含量
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概要
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ジャガイモおよびその加工食品(製品)に含まれるγ-アミノ酪酸(GABA)含量について検討した.(1)ジャガイモ22品種を用いて,総遊離アミノ酸含量およびGABA含量について比較したところ,総遊離アミノ酸含量には品種間差(239〜819mg/100gFW)が認められた.また,GABA含量も品種間差が認められ,“インカレッド”で最も多かった(61mg/100gFW).(2)加工用品種である“トヨシロ”におけるアミノ酸組成について検討したところ,総遊離アミノ酸含量は,100g当たり416±100mgであり,GABAは総遊離アミノ酸含量の約7〜8%を占めていた.さらに,全総遊離アミノ酸含量とGABA含量との間に正の相関(r=0.8048)が認められた.(3)ジャガイモを原料とした製品におけるGABA含量を分析したところ,ジャガイモを主原料とする製品では100g当たり約61mg認められた.一方で,ジャガイモを主体とし,小麦粉を配合した製品では約20mg, ジャガイモを含まない製品では数mgであり,製品に用いる原料の割合としてジャガイモが多いほどGABA含量が多くなると考えられた.
- 2006-09-15
著者
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奈良 一寛
カルビー株式会社R&Dグループ
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古賀 秀徳
カルビー株式会社R&Dグループ
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野口 智紀
カルビー株式会社R&Dグループ基礎研究チーム
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中村 和哉
カルビー株式会社R&Dグループ基礎研究チーム
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古賀 秀徳
カルビー株式会社
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古賀 秀徳
カルビー株式会社r&dグループ基礎研究チーム
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中村 和哉
カルビー株式会社r&dグループ基礎研究チーム
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大城 哲也
カルビー株式会社
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奈良 一寛
カルビー株式会社r&dグループ
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野口 智紀
カルビー株式会社r&dグループ基礎研究チーム
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古賀 秀徳
カルビー
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