メッセージ集約コミュニティウェアGroupScribeの実践評価(ネットワークサービス, <特集>ユビキタス社会におけるコラボレーションサービス)
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概要
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メッセージ集約コミュニティウェアGroupScribeは, コミュニティ内でやりとりされる複数のメッセージから目的に合った情報を抽出してドキュメントの形で保存し, メッセージと関連づけて整理することのできるシステムである.これにより, コミュニケーションに埋もれがちな重要な情報を効率良く共有し, 円滑なコミュニケーションを促進させることを目指している.GroupScribeの有効性を評価するため, 社内において長期かつ大規模な利用実験を行い, 実際の利用統計データから, メッセージ集約による情報共有の効率向上の度合いを測定した.その結果, 情報の閲覧と到達のコストが大幅に抑えられることが分かった.また, 機能を有効に活用しているコミュニティを調べたところ, 業務や利用目的に応じた特徴的な利用パターンがあることが明らかになった.こうした結果から, 提案システムが実際の業務におけるコミュニケーションと情報共有の支援に有効であると結論づけることができる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-01-15
著者
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梅木 秀雄
株式会社東芝研究開発センター
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坪井 創吾
株式会社東芝研究開発センター|現在,東芝ソリューション株式会社プラットフォーム事業部
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坪井 創吾
株式会社東芝研究開発センター
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後藤 和之
株式会社東芝研究開発センター知識メディアラボラトリ
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坪井 創吾
東芝 研開セ
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坪井 創吾
株式会社東芝研究開発センター|現在 東芝ソリューション株式会社プラットフォーム事業部
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梅木 秀雄
東芝 研開セ
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