「氷河」という訳語の由来
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概要
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ヨーロッパ各国語で氷河を意味するglacier, Gletscherなどの語に対応する日本での最初の訳語は, 1846年にあらわれた「宿氷」「氷野」である。その後, 「氷山」も氷河の訳語として辞書に現れる.明治時代には「氷田」もひろく用いられた.「氷河」を使用し始めたのは地質学者神保小虎で, 1891年のことである.谷を下流に流動するという谷氷河の実態が理解されるようになったため, 川との類似性から氷の川として「氷河」の語が生まれたと推定される.
- 2000-03-15
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