正常皮膚およびメラノサイト系腫瘍におけるNerve growth factor receptorの局在
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概要
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正常皮膚・胎児皮膚およびメラノサイト系腫瘍におけるNerve growth factor receptorの局在をモノクローナル抗体を用いて免疫組織学的に検討した.正常皮膚ではperipheral nerve sheathやSchwann細胞に認められ,これらのマーカーになるものと思われた.メラノサイト系細胞では正常・胎児メラノサイトは陰性で,良性疾患ではごく一部の色素性母斑細胞に陽性が認められたのみであった.メラノーマの原発巣および転移巣では約50%の症例において陽性所見が認められたが染色性の強さは転移巣がより強い傾向にあった.NGF-Rはメラノサイト系細胞におけるその増殖や悪性変化に何らかの影響を与えているものと思われた.
- 公益社団法人 日本皮膚科学会の論文
著者
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平井 俊二
熊本大学医学部皮膚科教室
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影下 登志郎
熊本大学医学薬学研究部皮膚機能病態学・形成外科学
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江川 清文
熊本大学医学部皮膚科学教室
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松野 美智雄
熊本大学医学部皮膚科教室
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荒尾 龍喜
熊本大学医学部皮膚科
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中村 尚
熊本大学医学部皮膚科教室
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