フェノール樹脂化学と仮説:合成樹脂化学史ノート(第29報)
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概要
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前報で1925年のBaekeland-Benderの論文を紹介したが, その前の3報で彼らが引用している論文の有機化学に関する論文を紹介した。本報では未紹介の論文のうちフェノール樹脂に関する論文を紹介するが, 何れもこの樹脂化学の仮説に関係ある内容になっている : (1) Baekeland (1909) のザリゲノザリゲニンとザリレチンの化学 (1843~1931), (2) Raschig (1912) とBlumfeldt (1929) の仮説。 (3) Baekeland-Bender (1925) の仮説と高分子化学に関するStaudingerの最初の論文。 (4) 佐藤定吉, 関根要造 (1921) の仮説と我が国最初のフェノール樹脂に関する松本五郎 (1915) の論文。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
著者
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