動物介在療法の導入による集合性の変容過程--老人性痴呆疾患治療病棟におけるドッグ・セラピーの事例
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概要
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The present study investigated the effects of dog therapy (i. e., animal assisted therapy with dogs: DT) on elderly clients at a geriatric hospital from the view of transfiguration of collectivity. Generally speaking, animal assisted therapy (AAT) has been said that it improved only the clients' health. However, it was found that AAT was effective not only for the clients, but also for the staff members of facilities, the volunteers conducting AAT, and the other members concerned in AAT. AAT gave variety to the collectivity (Sugiman, 1998) in which AAT is conducted. After introducing DT, the clients changed their Hyoujou (e. g., look, atmosphere; Hiromatsu, 1989), and the relation between the clients and staffs at the hospital was transfigured by DT. These variations of the members concerned with DT were derivedfrom the changes of tacit premises in the hospital caused by transfiguration of collectivity. DT had an impact for the collectivity at the hospital and generated new tacit premises and collective behaviors.
- 日本グループ・ダイナミックス学会の論文
著者
-
加藤 謙介
大阪大学21世紀coeプログラム<インターフェイスの人文学>
-
加藤 謙介
大阪大学
-
渥美 公秀
大阪大学大学院人間科学研究科
-
渥美 公秀
大阪大学 人間科学部
-
渥美 公秀
大阪大学
-
渥美 公秀
神戸大学
-
渥美 公秀
ミシガン大学
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