大槌湾におけるシロザケ稚魚の食性〔英文〕
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Feeding habits of chum salmon fry was studied, using the samples collected from 7 locations in the Otsuchi Bay during the period from 1978 to 1980. Amphipoda, Appendicularia, Chaeto-gnatha, Cladocera, Copepoda, Euphausiacea, Polychaeta, crab and shrimp larvae, fish eggs and larvae, and land insects were found in stomachs of chum salmon fly. Chum salmon fly generally consumed food organisms that were abundant in their habitats. Epibenthic crustaceans were their important food organisms in the inner part of the bay but zooplankton near the mouth of the bay. The mean feeding rate was 1-4%. Feeding rate of chum salmon fry captured near the mouth was larger than that of fry collected from the inner part of the bay. A remarkable difference was recognized in the feeding rate between day and night. Chum salmon fry did not actively feed during the night. Condition factors of released chum salmon fry was about 0.7 and they increased during their stay in the Otsuchi Bay. Large-sized chum salmon fry living near the mouth of the bay had condition factors of more than 0.9. This suggests that chum salmon fry had good environmental conditions during their stay in the Ostsuchi Bay after the seaward migration.
- 日本水産學會の論文
著者
関連論文
- VPRIIを用いた親潮域および黒潮・親潮移行域中表層におけるクラゲ類, クシクラゲ類の現存量および鉛直分布特性
- 画像解析システムを用いた二枚貝幼生の自動識別法の試み
- IOC総会第22回会合報告(集会報告)
- 1.1 第21回政府間海洋学委員会(IOC)総会報告(1. 集会報告)
- 「沿岸海洋観測手法の現状と今後の課題」のまとめ(シンポジウム:沿岸海洋観測手法の現状と今後の課題)
- マクロ動物プランクトンの個体数密度把握におけるVPRIIとMOCNESSとの比較 : クラゲ類・クシクラゲ類に対するVPRIIの有効性
- VPR2における画像取得パラメーターの特性
- 海洋生物資源と環境モニタリング (総特集 縁辺海の海洋環境モニタリング)
- 西部北太平洋における浮遊性軟体動物の鉛直分布
- 丸茂隆三名誉会員(1921〜2001)のご逝去を悼む
- 肉食プランクトン, 毛顎動物の生態学的研究
- 鉛直多層式プランクトン採集器(ORI-VMPS)
- 1993年7月鹿島灘に形成された暖水舌と微小プランクトンの分布
- 本州東北部大槌湾における夏季の海産枝角類の分布
- ゼラチン質動物プランクトン2種, Thalia democratica と Dolioletta geogenbauri (被嚢動物亜門: タリア網)の固定保存液中における収縮
- 日本近海に出現するササノツユ類 3 種
- ビデオ装置を用いたサルパ類の遊泳速度とパルスレイトの測定〔英文〕
- BIOMASS 計画における日本の活動(英文)
- ハイテク海洋研究船「白鳳丸」による世界一周航海
- 画像解析法によるプランクトン研究(シンポジウム:沿岸海洋観測手法の現状と今後の課題)
- 海洋生物学はいま (海洋科学の振興--いま,なぜ) -- (21世紀へ向けて海洋科学--他領域への波及効果)
- 3.1.第37回ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)執行理事会報告(3.集会報告)
- 政府間海洋学委員会(IOC)執行理事会第31回会合報告
- カイアシ類学入門-水中の小さな巨人たちの世界-, 長澤和也編著, 東海大学出版会, 2005年刊行, ISBN4-486-01673-4, 定価3,360円
- ヤムシ類の生態 (総特集 動物プランクトン) -- (4章 ゼラチン質動物プランクトン)
- 親潮・黒潮・移行域の毛顎類 (総特集 黒潮親潮移行域の物理・生物・化学過程) -- (3章 黒潮親潮移行域の低次生物生産)
- 国連海洋法下での海洋研究 (特集 国連海洋法と日本の水産)
- 国際交流:海洋科学 (総特集 水産科学と海洋科学) -- (3章 問題)
- 大学・高等学校 東京大学海洋研究所の取組--沿岸域の研究と教育 (特集 沿岸域と教育(第2弾:沿岸域教育のあり方編)) -- (第3章 事例紹介)
- 暖水塊の研究 (総特集 海洋学の最前線と次世代へのメッセージ--杉本隆成教授退官記念号) -- (4章 生物・化学海洋学)
- VPRIIにおける画像取得パラメーターの特性
- 学会長挨拶
- 学会50年の歩み
- 日本プランクトン学会創立50周年記念大会
- 海洋科学分野における東南アジア諸国との学術交流 (特集:東南アジア諸国との学術交流)
- 海洋プランクトン (地球システムの風景--気候と共存するサブ・システムをめぐって(1990年度日本気象学会春季大会シンポジウムの報告))
- 海洋にみられる大型プランクトン (海の浮遊生物)
- 日本の北部海域で産卵するニシン地域性集団間の遺伝的分化
- 精包を付着させたツノナシオキアミの出現について〔英文〕
- シロサケ稚魚の海水適応と甲状腺ホルモン〔英文〕
- 大槌湾におけるシロザケ稚魚の食性〔英文〕