シロサケ幽門垂に存在する2種の主要アニオニックトリプシンの性質(シロサケ幽門垂トリプシンに関する研究-2-)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Two anionic trypsins designated as DI-1 and DII-2 which were two main components in trypsins purified from the pyloric caeca of chum salmon Oncorhyncus keta had a molecular weight of 24, 000 and 238, 000, S0, 20, W of 3.27 and 3.00, respectively, and similar acid compositons to those of mammalian trypsins. Their optimum pH of hydrolysis for N-tosyl-L-arginine methyl ester (TAME) were found to be 7.5-8.0 and 8.0, and for casein were 10-11 and over 11, respectively. Both enzymes specificaly hydrolyzed arginine and lysine methyl ester, and reacted with N-tosyl-L-lysine chloromethyl ketone (TLCK) and diisopropylfluorophosphate (DEP) according to a first order reaction mechanism at a rate constant of 2.1-5.8×10-8sec-1, and with soybean trypsin inhibitor (STT) and chicken ovomucoid (COM) at a molar ratio of about 1:1. The activities of both enzymes were not effected by any divalent cations, and were unstable at pH below 5 and stable at pH 7-9. This stability at pH 7-9 was increased in the presence of low concentration of Ca2+ (5 mM) and decreased in the presence of EDTA. DI-1 treated completly with EDTA lost about 50% of original activity and markedly decreased stability at pH 7-9. Lost activity was recovered to original activity in the presence of Ca2+ and other divalent cations, however, stability was not. These results in the EDTA treatment suggest that DI-1 may hold Ca2+ so tightly that it is unremovable from enzyme by a dialysis and treatment with EDTA for a short time to maintain activity and stability of enzyme at pH 7-9.
- 日本水産學會の論文
著者
関連論文
- カゴメコンブからのフコ-ス含有多糖の抽出法の検討〔褐藻中の硫酸多糖に関する研究-1-〕
- 高コレステロ-ル食投与ラットの糞中胆汁酸排泄に及ぼすアルギン酸塩類の影響
- 高コレステロ-ル食投与ラットの成長とコレステロ-ルの摂取と排泄に及ぼすアルギン酸カルシウムの影響
- 高コレステロ-ル食投与ラットの成長とコレステロ-ルの摂取と排泄に及ぼすアルギン酸ナトリウムの影響
- 高コレステロ-ル食投与ラットの成長とコレステロ-ル濃度に及ぼすアルギン酸の影響
- 改良加水分解条件によるアルギン酸M/G比の測定〔英文〕
- Somogyi-Nelson法に対する各種緩衝液の影響
- 日本産褐藻中の水溶性アルギン酸およびアルカリ可溶性アルギン酸について〔英文〕
- 日本産褐藻類中のフコ-ス含有多糖量について
- ウロン酸比色定量法の比較検討
- サケ幽門垂カチオニックトリプシンの性質
- シロサケ幽門垂に存在する2種の主要アニオニックトリプシンの性質(シロサケ幽門垂トリプシンに関する研究-2-)
- シロサケ幽門垂トリプシンの精製と2,3の性質(シロサケ幽門垂トリプシンに関する研究-1-)
- シロサケ幽門垂プロテア-ゼ活性の回遊中の変動について
- 一価イオノフォア,モネンシンによるヒト線維芽細胞フィブロネクチンおよびプロコラ-ゲンオリゴ糖鎖の細胞内修飾の阻害
- ガゴメコンブからの精製フコ-ス含有多糖の分別〔褐藻中の硫酸多糖に関する研究-3-〕
- 有機塩素系農薬によるラット肝臓と血清の脂質成分の変化と過酸化脂質の生成
- 有機塩素系農薬によるラット肝臓のビタミンAの減少とチトクロムP-450の関係
- コイ肝膵臓中の2,3の酵素に及ぼすPCPおよびAPTの影響について
- DEAE-セファデックスカラムクロマトグラフイ-によるラミナランとフコイダンの分別
- 高コレステロール食投与ラットの糞中ミネラル排泄に及ぼすアルギン酸塩の影響
- 海藻多糖の生理作用
- 市販寒天構成多糖の比較
- 高コレステロ-ル食投与ラットの成長とコレステロ-ルの摂取と排泄に及ぼす加熱ガゴメコンブの影響
- 高コレステロ-ル食投与ラットの成長と消化管の性状に及ぼすアルギン酸塩類の影響
- 高コレステロ-ル食投与ラットの成長とコレステロ-ルの摂取と排泄に及ぼすガゴメコンブフコ-ス含有多糖の影響
- 高コレステロ-ル食投与ラットの成長とコレステロ-ルの摂取と排泄に及ぼす温水処理ガゴメコンブの影響
- 高コレステロ-ル食投与ラットの成長とコレステロ-ルの摂取と排泄に及ぼす水洗ガゴメコンブの影響
- 熱水法で硫酸多糖を抽出した残留海藻中のアルギン酸の性質
- ガゴメコンブアルギン酸の性質に及ぼす膨潤温度の影響
- ガゴメコンブアルギン酸の性質に及ぼす抽出条件の影響
- トリフロロアセチル誘導体による寒天中のメチル化糖の分析
- ブラジル産褐藻Laminaria abyssalisからのアルギン酸の抽出
- 海藻多糖類
- フラスコ燃焼法による海藻多糖類中の硫酸基の定量
- ナラワスサビノリからのポルフィラン抽出条件の検討
- ワカメ中の熱水抽出物,水溶性アルギン及びアルカリ可溶性アルギン酸の部位別分布
- カルボキシメチル化アルギンの製造ならびに利用に関する研究-4-アルギン酸カルシウムのカルボキシメチル化における化学試薬の研究
- カルボキシメチル化アルギンの製造ならびに利用に関する研究-3-アルギン酸カルシウムよりカルボキシメチル化アルギンの製造
- カルボキシメチル化アルギンの製造ならびに利用に関する研究-2-アルギン酸ナトリウムのカルボキシメチル化における反応媒体の影響
- カルボキシメチル化アルギンの製造ならびに利用に関する研究-1-アルギン酸ナトリウムよりカルボキシメチル化アルギンの製造
- ガゴメコンブのフコ-ス含有多糖からの水溶性アルギンの除去
- 南アフリカ産褐藻Ecklonia maximaからのアルギン酸の抽出について-3-アルギン酸収量におよぼす前処理の影響
- 南アフリカ産褐藻Ecklonia maximaからのアルギン酸の抽出について-1-アルギン酸収量におよぼす炭酸ナトリウム濃度の影響
- 南アフリカ産褐藻Ecklonia maximaからのアルギン酸の抽出について-2-アルギン酸収量におよぼす海藻形態の影響
- 水産廃液の等電点凝集におよぼす水溶性高分子の影響
- 数種淡水魚におけるp,p′-DDTの初期代謝経路の比較
- ワカメ中の熱水抽出物,水溶性アルギン及びアルカリ可溶性アルギン酸の部位別分布
- ナラワスサビノリからのポルフィラン抽出条件の検討
- 日本産褐藻中の水溶性アルギン酸およびアルカリ可溶性アルギン酸について〔英文〕
- 日本産褐藻類中のフコ-ス含有多糖量について
- サケ幽門垂カチオニックトリプシンの性質
- シロサケ幽門垂トリプシンの精製と2,3の性質(シロサケ幽門垂トリプシンに関する研究-1-)
- シロサケ幽門垂に存在する2種の主要アニオニックトリプシンの性質(シロサケ幽門垂トリプシンに関する研究-2-)
- ガゴメコンブからの精製フコ-ス含有多糖の分別〔褐藻中の硫酸多糖に関する研究-3-〕
- ガゴメコンブのフコ-ス含有多糖からの水溶性アルギンの除去
- 改良加水分解条件によるアルギン酸M/G比の測定〔英文〕
- タツナミガイ多糖分解酵素の分布〔英文〕
- 新奇コイ血漿フィブロネクチンの精製と性質〔英文〕
- コイおよびテラピアにおけるp,p′-DDTの初期代謝経路の比較
- コイ及びテラピアにおけるp,p′-DDTの取り込みと体内運命
- コイ血漿フィブロネクチンの精製と性質
- タツナミガイ胃歯セルラ-ゼの基質特異性