実験的敗血症における各種グラム陰性桿菌の菌力の解析--各菌種のsuperoxide dismutaseおよびcatalase活性と好中球の貪食殺菌との相関
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概要
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Ten species of gram-negative bacilli (five strains each) were examined for the superoxide dismutase (SOD) and catalase activities with special reference to their virulence in mice by intraperitoneal challenge.The SOD activities of P. aeruginosa strains (20 units or more/mg protein) were significantly higher than those of the other species tested. Of the tested strains, P. aeruginosa E7, E. coli No.94 and K. pneumoniae 3K25 had especially high SOD activities, i.e. 56.2-58.6units/mg protein and showed high virulence in mice. The results may indicate that the SOD activity is an important determinant for the virulence. On the other hand, the catalase activities of P. aeruginosa and P. stuartii were higher than that of any other species tested. Especially P. aeruginosa E7 and A14 had extremely high activities, i.e. 179 and 357units/mg protein, respectively. A close correlation between the bacterial virulence and the catalase activity was also found in all the strains of E. coli tested. However, in the mice challenged with E. coli, the catalase activity was considered to be more important than the SOD activity for the virulence.
- 日本細菌学会の論文
著者
-
宮崎 修一
東邦大学医学部微生物学教室
-
辻 明良
東邦大学医学部看護学科感染制御学
-
金子 康子
東邦大学医学部微生物学教室
-
五島 瑳智子
東邦大学医学部微生物学教室
-
宮崎 修一
東邦大 医 微生物学
-
北矢 進
東邦大学医学部微生物学教室
-
石井 哲夫
東邦大学医学部微生物学教室
-
辻 明良
東邦大学医学部微生物学教室
-
宮崎 修一
東邦大学医学部外科学第三講座微生物学教室
-
五島 瑳智子
東邦大学医学部医療短期大学
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