歯垢の生成とその拡大過程に関する臨床的研究 : 第3報ヒトにおける実験的研究
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概要
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日本大学歯学部学生12名を対象とし上下顎前歯を十分清掃した後, 48時間不刷掃状態におき, その間6回歯垢の生成とその拡大状態を調査した。清掃後初めて歯垢を認めた時間は個人差が多く, 4時間後21〜33%の歯に歯垢を認めたが, 48時間後に歯垢を認めたものは4〜10%あった。清掃後初めて歯垢を認めた時間の歯牙別, 唇舌別の平均値は上顎側切歯の唇側が最も早く13〜16時間, ついで下顎側切歯の舌側が15〜17時間であった。上顎中切歯の舌側は24時間で最も遅かった。上下顎別にみると, 唇側では差が少なかったが, 舌側では下顎が早い傾向が認められた。歯垢の拡大状態は刷掃不良の場合といくぶん違い, 歯垢の拡大延長した先端が丸みを帯びたものが多かった。
- 有限責任中間法人 日本口腔衛生学会の論文
著者
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山田 茂
日本大学歯学部矯正学教室
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多島 仁
日本大学歯学部矯正学教室
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小原 正紀
日本大学歯学部矯正学教室
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加文字 幸雄
日本大学歯学部矯正学教室
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村上 道雄
日本大学歯学部矯正学教室
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和田 誠
日本大学歯学部矯正学教室
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