オクタデシルトリメチルアンモニウム塩によるアクリルゴムの架橋
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概要
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アクリルゴム (ACM) のポリマーに架橋サイトとしてエポキシド基とカルボキシル基を導入し, アルキルトリメチルアンモニウム塩の存在下での架橋ゴムの性能を検討した. 架橋サイトモノマーとしてはアリルグリシジルエーテル (AGE) とメタクリル酸 (MAA) を用い, 主モノマーのアクリル酸エチル (EA), アクリル酸ブチル (BA), アクリル酸-2-メトキシエチル (MEA) とを共重合させた. また架橋触媒としての第4級アンモニウム塩は各種のアルキルトリメチルアンモニウムハロゲン化物を用いた. その中でオクタデシルトリメチルアンモニウムブロマイド (OTABr) が最も優れた架橋特性を示した. またOTABrは架橋反応が速いため架橋反応調節剤として各種のグアニジン類の中から1,3ジフェニルグアニジン (DPG) を選択した. 次にOTABrとDPGとの組合せによるゴム配合の最適化を検討した. 本架橋触媒により得られたACM架橋ゴムは優れた圧縮永久ひずみ性を示した. またOTABrとDPGの架橋反応及び遅延反応について若干の考察を行った.
著者
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杉本 正俊
豊田合成(株)
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奥本 忠興
豊田合成(株) 材料技術部
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近藤 孝夫
豊田合成(株)第2技術部
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近藤 孝夫
豊田合成(株)
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奥本 忠興
豊田合成(株)研究開発部
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奥本 忠興
豊田合成(株)
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杉本 正俊
豊田合成(株)第2技術部
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