炭素-13核磁気共鳴法と赤外吸収スペクトル法によるポリウレタン中のイソシアネート化合物のアミンを用いる分解性の評価
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概要
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ポリウレタン中のウレチジオンとイソシアヌレートの選択的定量を検討することを目的として, 一級アルコール, 二級アルコールからのアロハネート結合モデル化合物をブチルアミン(BA)及び1-(3-アミノプロピル)-1,1,3,3,3-ペンタメチルジシロキサン(APDS)と反応させて生成した分解物の^<13>C-NMRスペクトルから, アミンによる分解性を検討した.又, 4,4'ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)からのイソシアネート重合モデル化合物のウレチジオン, イソシアヌレートをBA及びAPDSと反応させて, 生成した分解物のIRのスペクトルからアミンによる分解性を検討した.その結果i)MDI系の一級アルコール, 二級アルコールからのアロハネート結合モデル化合物はBA及びAPDSと反応し, 又ii)ウレチジオンは両者のアミンと反応したが, イソシアヌレートはBAと反応し, APDSと反応しなかった.これはアミンの種類によりポリウレタン中のイソシアネート化合物とのアミン分解の違いがあることを示しており, BA及びAPDSとの反応性の差から, ウレチジオンとイソシアヌレートとの選択的分解が可能であることが分かった.
- 1996-04-05
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