Aspergillus amstelodamiに関する研究(第1報) : Conidiaとperitheciaの選択的形成とconidiaの培地中における酸素吸収力
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概要
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(1) Aspergillus amstelodamiのconidiaは麹汁に10〜15%のNaClを添加した培地に30°, 2週間培養したとき選択的に形成される. (2) Aspergillus amstelodamiのascosporeは尿素をN源とする合成培地にsucrose 50%を含ませ, 30°に2週間培養するとき選択的に形成される. (3) Aspergillus amstelodamiのconidiaの培地中における酸素吸収力は,ペプトンとL-arginineによって促進された. (4) Aspergillus amstetodamiのconidiaの発芽時の生理的活性は低く,発芽の誘導期が著しく長いと推論した.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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