Aspergillus cinnamomeusの人工変異による改良
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概要
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1. Asp. cinnamomeus IAM 2040株を用い,まず耐酸性α-アミラーゼの生成増強を自的として,紫外線による変異株の誘起と選択を7回繰返し行ない,処理8回目からは生デン粉糖化能生成増強として紫外線処理を3回繰返し行って,親株の18倍の生デン粉糖化能をもつ変異株No. R 15532株を取得した. 2.この研究で得られた各変異株の菌学的性質を比較検討して,紫外線処理が重なるにつれて変異株の生育速度,は処理ごとに鈍くなった.しかし処理9回で取得した変異株は,逆に生育速度を増す傾向に変った.菌叢の色調は,処理ごとに親株の肉桂色から白色へ,さらに濃橙色への変化がみられた.そして紫外線処理が重なるにつれて,変異株の生育最適pHは中性側に移行し,生育最適温度はいずれも30°Cで変らないが,生育への温度感受性が強くなった.
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