分配クロマトグラフ法によるタンニン及び色素の研究 : (第3報)ペーパークロマトグラフ法によるフラポン類の系統的分離
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概要
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1. Flavone類のpaper chromatographyに於て其の分配係数及びペーパー恒数の測定の結果よりflavone類のRf値は単に分配係数のみでなく濾紙による吸着によつて更に大きく支配される事を見出した. 2. 醋酸エチル:醋酸水(50:2:50vol%)を展開溶媒とする事によりflavone類を糖の種類によつて分け之を更にn-ブタノール:醋酸:水(4:1:5vol%)を用いて展開してOH基の数によつて分ける二次元展開を行い, flavone類の系統的分離を行つた. 尚本研究に使用した費用の一部は文部省科学研究費によつた.附記して謝意を表する.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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