ウンシュウミカンの採取後果実の呼吸量及びエチレン発生量
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概要
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15年生の早生ウンシュウミカン‘興津早生’及び普通ウンシュウミカン‘シルバーヒル’果実を, 1970年9月1日から1971年1月11日まで, 約15日ごとに採取して, 各採取後10日間の呼吸量及びエチレン発生量を測定した.両品種ともに9月〜10月上旬ころの未熟期には, 果実の呼吸量は採取後4日〜6日目に急増した後減少し, 8日〜10日後には第2次の増加が認められ, この第2次の呼吸量の上昇は異常呼吸を示すものと思われた. 10月中旬以降における採取後の呼吸量は1日目から低下すウンシュウミカンの採取後果実の呼吸量及びエチレン発生量 313る傾向にあった.早生, 普通ウンシュウミカンともに, 9月〜10月上旬の採取果では, エチレン発生量は採取後1日〜4日目ころから増加した. 8日〜10日目ころには果皮色は黄化し, 多量のエチレンが発生した. 10月中旬以降, 両品種ともにエチレン発生量は極めて少なくなった.
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