ニホングリ (Castanea crenta Sieb. et Zucc.) の生理的落果と胚珠の退化
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概要
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クリの生理的落果 (落きゅう) には7月中•下旬と,8月中•下旬から9月上旬にかけての二つの波がある,その原因について, 前老は樹体の栄養条件と密接に関係するとされ (2,3), 後者は不受精によるとされている(1,3,4,5). しかしながら, 後者の落果について, 受精,不受精の判定はもっぱらきゅう果中の肥大果実の有無,あるいは果実内の胚珠の発育の有無によっており, 胚珠の生長•発達との関連では明らかにされていない.一方, 筆者は先にクリの胚珠の発達過程を調査し, 各子房にはその発育初期16個から22個の胚珠が存在するが, 8月上•中旬にそれらのうち1個のみが急速に肥大し, 他は生長が止まり退化することを報告した (6).
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